子供の自閉症と大人の自閉症の違いは

社会人の自閉症の特徴

状況に合った柔軟な対応ができない

大人の自閉症は、幼少時と同様に状況に応じた柔軟な対応が難しいです。

これに付随し、以下の特徴が挙げられます。

社会性の問題

  • 仕事に関して自己判断で行動するためにトラブルを起こしやすい
  • 自発的な手伝いをしない
  • 自分の仕事が終了する時間になったら周囲の状況に関係なく帰る
  • 注意や助言に反論する、怒る
  • 何か言われたことに必ず一言返す
  • 自己主張を押し通す など

コミュニケーション行動・想像力の問題

  • 冗談が通じない
  • 相手の態度や表情を読み取れない
  • 相手の顔・名前を覚えられない
  • 的外れの話をする、応答をする
  • 場違いないことを話し始める
  • 仕事の段取りが悪く時間がかかる など

固執性(こだわり)

  • 自分の仕事だけこなす
  • こだわりが強く前のことを何度も言う
  • 関心がある事柄に対する知識の量・質が膨大
  • 不安になると一定の動作の癖が出る(手を叩く、同じ言葉をしゃべり続ける など)
  • どんなときでも、自分の生活習慣を変えない
  • 融通がきかない など

大人の場合は、それまでの本人の成長発達の過程における療育や訓練で、さまざまな社会的・知能的スキルをすでに獲得しています。このため、子どもの自閉症に比べてこれらの問題が気づかれにくいことがあります。

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