近年、自閉症と言う言葉をよく聞くようになってきています。
それだけ、世間で取り上げられることや、自閉症のお子さまが年々増加している証拠でしょう。
自閉症は、病気ではありません。
自閉症は症状なのです。
日本神経発達改善協会では、自閉症の改善を専門におこなっています。
では、自閉症の症状とはどのような症状か見ていきたいと思います。
自閉症の症状とは
自閉症のお子さんの特徴に言葉の遅れがあります。
しゃべらないだけでなく言葉指示にも反応しません。
反面、記憶力(特に視覚的な記憶力)が強くて、一度行ったことのある場所を良く覚えていたり、物の定位置を正確に覚えていたりします。
例えば、行ったことのある動物園が近づくと、声を出して喜んだり、予防注射をした病院の近くを通ると大泣きしたりします。
ひっくり返したおもちゃを一緒に片付けると、正確に元あった場所に片付けてくれたりもします。
目に入ったものは全て気になるので、近くまで行って確認する必要があります。
結果的に動線が伸びてしまい周囲からみると多動にみえます。
記憶力がとても良いので、自閉症のお子さんたちは自分の体験記憶を基にして周囲の世界を学んでいきます。
そのため、自分の記憶通りにことが運ぶととても穏やかに過ごせるのですが、記憶と異なる展開では不安が強くなり、簡単にパニックになってしまいます。
大好きなプラレールの電池が切れて新幹線が動かなくなると大変なことになります。
自閉症のお子さんは感度の良いセンサーをもっています。
単に記憶力が優れているだけではなく、詳細なことまで良く記憶しています。
これはセンサーの感度がとても良いことの証拠です。
触覚と音刺激に過敏な子が多く、散髪やシャンプーを嫌がったり、掃除機とハンドドライヤーの音が大嫌いで大暴れしたりする子は少なくありません。
まとめ
自閉症の子の症状をまとめると「言葉の遅れ」、「言葉の指示が理解できない」、「自分の思いがかなわないと感情が大崩れする」、「じっと出来ない(多動性)」、「感覚の過敏性がある」となります。
発達の特徴は体験したことを記憶する力は強いのですが、言葉から意図を読み取り、イメージを持つことが苦手です。
周囲の環境刺激の受け取り方がとても敏感でいい加減に流すことが苦手なのです。
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