お子さまを持つ親の多くが、一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
あなたが気にんると言うことは、お子さまのことしっかり見ている証拠です。
よく周りから「気にしすぎだよ」と言われますが、子供を思う親として、気になることは自然なことです。
何かが気になる親御さんは、それだけしっかりお子さまのことを見ていると言う子だと思います。
あなたがここにたどり着いている時点で、お子さまのことをしっかり見ているという証拠です。
親にしかわからないこともある
Sさんは娘が2歳の時に「こだわりが強い」ことを気にして、いろいろ調べていました。
2歳というと成長段階でいう「イヤイヤ」期真っ最中。
グッズたり、拒否されたりはしょっちゅうの事。しかし、みんなに「イヤイヤ期だから」と言われていても、Sさんの中では何かが違うものを感じていました。Sさんの子供は男女の双子なので、同じ2歳がもう一人同時にそばにいて、性別が違うという部分を差し引いても、息子より娘の方が明らかに「こだわり」が強かったのです。
双子といってもそれぞれの人格がありますので「兄弟を比べてはいけない」と思いつつ、娘のこだわりの強左への心配が募りました。
例えば、幼稚園から帰宅後に、ご飯→お風呂の順番を、今日はお風呂が先となった途端に大泣きの大暴れし、そしてそれが何十分も続きます。
また新しい服を着せようとすると、これもまた拒否だけでなく大泣き大暴れ。正直、「こんな事で大暴れする??」と戸惑います。
息子にも同じような傾向が見られるものもありましたから、2歳のイヤイヤ時期特有なものかとも思いましたが、むうめは度合いが極端に強いのです。
Sさんは、娘のいろいろな傾向を考える「変化に適応しにくい」という事だと気がつきました。
そこで「変化を事前に伝える」という方法で試すと、少しは改善しました。しかし、それは対処療法で、根本は改善されていない。強いこだわりと変化への切り替えの悪さに、頭に「発達障がい」が浮かびました。そして、ネット検索の日々。保育園では特にクラス内で困ることもない様子でしたが、友達も「一度検査に行ってみたら?」と勧めてくれました。
解決方法は検査ではない
検査の結果、発達障害でしたらあなたはどうされますか?
検査結果がグレーやボーダーラインだと言われたらどうしますか?
逆に、ポイントが1ポイント差で発達障害ではありませんとの結果でしたら、あなたは安心できますか?・・・・・・
子供の将来が心配なのです
「我が子が発達障害かどうか」ではなく、「我が子がこの先、幸せに暮らしていけるか」につきます。
ですから、発達検査で定型発達ですと言われて、じゃあ安心、といくものではありません。今目の前にいる我が子の幸せのために、あなたが何ができるか、あなたも、その方法を探しているのではないでしょうか?
現時点であなたのお子さまが発達障害があっても、なくても「今の生活に困っていることを改善して、より幸せな未来を切り開く力をつけてほしい」ということが、親の本当の望みだと思います。
それは、「子供の将来性をより高めたい」という、親としての当然の願いになります。
親子共に成長する
こだわりが強い2歳だったSさんの娘はある方法を用いて「集中力の高い」5歳になりました。こだわりを活かして、物事に没頭する能力を伸ばしています。
現在はドーパミンが出やすくなったため、色々なことに興味を持って意欲的に取り組めるので、1つの物へのこだわりや切り替えの悪さも改善されました。
1つの物事に何時間も没頭できるけど、途中でやめて置いておき、別のことに向かうこともできるようになったのです。
また、親であるSさん自身の考え方もある方法によって変わり、親子のコミュニケーションが改善されました。
発達検査を受けて、その子の特性にこちらが合わせて対処していくのも1つの方法です。公的サービスを受けやすいというメリットもあるでしょう。しかし、支援が必要なところを根本から改善して、生きづらさを取り除くことができたら、さらに将来性を伸ばすことができたら、親御さんもお子さんもハッピーですよね。
親にはできることがきっとある
どんな子どもにとっても今一番大切なことは、「家庭が子どもにとっての安全地帯であること」です。家庭が子どもの脳の発達を左右することは間違いありません。あなたが子どもの将来性のためにできることがたくさんあります。
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